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不正なオペレータ:あと「データは作ります」ってやつ

クライアントからIllustratorのデータが支給されたのだが、開かない。様々試したがだめなので、ググってみたらこうでした。

ちなみに表示されるダイアログはこんなん。
不正なオペレータ:あと「データは作ります」ってやつ_a0001756_023039.gif

そういや最初は「Wordで作ってる」と言っていたのでビンゴかも、ってことでどーゆーことかというと、次のブログがわかりやすかったです。

Word、Excelなどから文字をコピーしたIllustratorファイルは壊れることがある
(めもブロ。)


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ところでもうだいぶ前からあることだけど、「自分たちでデータを作るから制作費を安くしてくれ」っていうやつ。

これって結局支給されたデータが使えるかどうかをチェックして、使えない場合はどうして使えないのかを報告せねばならず、使えたとしてもそのままでOKなことはほぼないので印刷用に加工する必要がある。結果としてこちらで一からデータを作るよりよっぽど時間がかかる。
また、DTPソフト系どころかPC操作に慣れないクライアントが作るとなると、さらに時間がかかり、出来上がりを待たねばならない。
しかしそのチェック代・待機代はお客さんからすると無料で当然のサービスだと思われてる。そのうえ「素材ではなくデータを渡したのだから、制作側の負担は減ったのだ」と思っている。だけど、それは今までやってきた知識と経験と勉強時間があるから対応できるのであって、それが評価されないのがこの業界だ。
結局人件費って¥0なんだよなあ。手間暇かかってもかからなくても、なにか物理的なものが動かなければお金が発生しない。

しかもどうしたってかっこわるいデータをお作りになる方が圧倒的に多いわけで、本当は見栄えよく修正したいけど…!でもその手をかけるのはNG…!!とか、あと使い方間違えているのをなんで教育してあげなくてはならないのか…とかそんな葛藤もある。


こうして粗悪な品物が世にどんどん出て行くのだなあ。


ジャスティファイにすべきところを左寄せで組版されているのは本当にがっかり。あと無意味なセンタリング(笑)。
見る人が見ればかっこわるいし、読みずらい理由はすぐに分かるんだけど。でもクライアントは安い方にしかお金を出してくれないんだよね。
by kototubo | 2010-05-29 00:18 | にっき。