「 借りぐらしのアリエッティ」見た
2010年 07月 19日
企画・脚本が宮崎駿で、監督は米林宏昌。
いままでの「ジブリ作品」が好きな人なら間違いなく楽しめるだろう。優しい雰囲気、生きいきとした動物たちの動き、重力を感じさせない“借りぐらし”らの動作。そしてかわいいキャラクターデザイン。
小学生低学年向けかなあと思います。
久しぶりに会った友人が見たいというので行ったのだが、その友人は普段はアニメどころかファンタジーものすら見ない。それなのに「これは見たい」と思わせるジブリは凄いと思う。
さて、劇場は桜木町のブルグ13。公開初日行ったけど、これが空いてる空いてる。いや、席自体は満席に近かったけど、上演時間間近のチケットが買えるぐらいには。なんでかなあーここ駅前で便利なのにな。スクリーンが小さいから?
1○9シネマズにはできればもう行きたくないので、末永く営業していただきたいですっ。
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で、自分としては一度見ればいいかな、という感じ。
次の点が気になって消化不良。
・なぜ舞台を日本にしたのか?
・舞台が日本なのは事情により仕方ないとしても、借りぐらしたちの生活や名前がヨーロッパ調なのは違和感。
→「わーほんとにありそうー」って思えず、「ああ、お話だもんな」と感情移入できなかった。キャラクター名を日本名に近づけるか、舞台を原作通りにするかできなかったのだろうか。「日本むかしばなし」世代としてはどうも受け付けないんだよう。
・角砂糖を返しに行ったのはなぜ。存在を証明するようなものじゃん。
→一度は「手をつけない」という賢い選択をしたように見えたのに。
・翔がアリエッティの家の位置を特定できたのはなぜ?
・かーちゃんが誘拐されたとき、とーちゃんを頼らずなぜいきなり翔を頼る?
→そこまで信頼関係あったかなあ。てか、とーちゃん何してた。
序盤のかっこいいとーちゃんは伏線ではなかったのな。
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あとこの間「MM9」を読んだばかりなので、おおきさのあれがね……とかね。つまらない観かたをしてるとは思うけど、それをわすれさせてくれるほどの説得力というか物語性が無かったのが個人的にはつらい。
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そういや「トトロ」を見終えたときも同じ様なもやもや感があったので、きっと子どもらにはウケはいいのだと思う。
あ、声優がジブリ作品にありがちなつっかえる感がなくて、どの方も大変よかったです(笑)
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追記。
音楽。iTunes Storeで視聴したら、どの曲もすてきにいい。
劇中は若干ウルサイ気味だったので、鑑賞後は特に心に残らなかったのだ。残念。