たぶんその時のわたしの表情はすごいことになっていたと思う。
2004年 10月 02日
というのを最終的なデータ形式はIllustratorでおげーというのを確認し、
やってみましょかハイハイヨーと引き受けたのだが、
来たデータは全く知らない形式のデータ。
あの、CADってさ、すんげい種類が多いわけよ。
でね、うちにはいっこもCADソフトは無いの。
そもそもあってもCAD扱える人いないし。
だけど一般的な(?)CADデータ形式の「.dwg」ならIllustrator9以上で
むりやり読み込みができるから、なんとかすることもありますよ。
でもな。
・・んな変わったデータをよこすなら、先に拡張子を確認しやがれー!!
とのっけから躓き。
で、なんとかdwgにしたものをもらって開いたら
・・・・?
出てきたのは製品の運搬用収納ケースの絵。
なんすかこれ。
パッケージのデータっちうより、完成イメージ図…?
「うん、クライアントがね、上に許可をもらうのに必要なんだ」
ほほぅ。ゆかいなものもってきやがって。
でも製版用にトンボ付けたロゴデータが必要ですよね。そのサイズは?
「え、この図の中に入ればいいんだけど」
あの、支給されたデータの中にはサイズが書かれてないんす。
実際何ミリで作ればいいんですか。
「でもケース屋さんはこのデータがあれば印刷してくれる、って言ってたよ」
・・・って
アホかー!
ロゴのデータも渡さずに、ロゴ入りの収納ケースが出来るかっ。
それともアレか、歪んだインチキフォントのロゴでいいのか。
なんだか話していて、頭が痛くなってきた。
ここまで話が通じなかった営業は他にない。
っうか、おまへの話していることは印刷屋の営業としてどうよ?
うちの会社の業務内容を分かっているのか?
新人じゃあるまいし、レベル低すぎ!
・・・とは言わなかったが、
営業の指示通り完成見本に色つけて、
ロゴを正規のモノを角度加工して貼り付け・製品名も見栄えのよい書体に変えて出力紙を渡した。
その後、別途ロゴと製品名の製版用データも作成。
でも…あの収納ケースもわりとかっこよいし(注:上記の絵と同じではありません)、
モノが出来たらそれなりにイイ物が納められるのかな、
完成見本をカラーにしただけで仕事が取れればまぁいいですよね。うん。
で、昨日夕刻に「完成見本図」の修正が入ったのだが、
その修正内容がこうだ。
さぁ、全国のDTP関係者よ、聞いて驚け。
「製品名の文字をMSPゴシックに変えてください」
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ハイッ!みんな、ここは笑うとこ!!(強要。)