「キック・アス」見た
2011年 01月 10日
あらすじを読んだだけでは、ありきたりな感じだし、画像を見てもだっさい。だけどネットで見るとやたら評価が高い。そんな感じで行ってみたんだけど、これは……いいぞー。でも薦める相手を選ぶぞー。
とにかく、みんな書いているけどヒットガールが可愛すぎてかなわん! あと音楽の選択が実にセンス良く、盛り上げ上手だ。「音楽」というより「効果音」。ストーリーは単純で先が読めるんだけど、その肉付け方・色の付け方がいい。そして無駄がない。
なお、R15。血が飛び、肉が切れ、色々ぶっとぶ。あと、「小さな娘を持つ親」の方、あるいは教育関係者には受けないだろうな。とまあ、観に行こうと思った人は、不道徳な作品なのでご注意を。
パンフレットを買おうとしたら売り切れだった。(´・ω・`) 入荷した頃に買いに行こう…
先にも書いたが、ヒットガール/ミンディがびしびし動く(あるいは動いているように見える)のがかっこいい。アクションシーンが見事に決まっている。だけどアクション以外の所作は実に子どもっぽくて、それがまたよく、はらはらしてしまうのだ。
そして、ビックダディ/デーモンとの親娘の会話内容がすっごく仲良しなのだが、異常。
兵器の通販サイトを見ながらの会話が
娘「すっごくいい銃があるの。でも価格が300ドル……(もじもじ……)」
父「無駄遣いはだめだよ。(と、娘が欲しがっているもののページを見て)
……いや、これはいいな。カートへ入れて」
とまあ、こんな感じで(うろ覚え)雰囲気だけはほかほか家族。でも言ってることがおかしい。
あと、公開処刑場へ駆けつけたヒットガールが、ビッグダディの必死の指示によって動くシーンは、親子の絆的に盛り上がるところなんだろうけど、やっぱおかしい。
そして、娘のために火薬量を減らしていた父の愛がわかるところなんだけど、やっぱおかしい。
で、どうも影が薄くなってしまう主人公。でも彼はダメなりに行動したんだよな。
それがリアルっぽさが増すキーになっている。
最後のレッドミストが日本刀を持ったところで、もうひと悶着あってもよかったと思うんだけど、でもハッピーエンド(?)だからまあいいか。
ただ、冒頭の、落ちた時に向きが違うのはなんで……? と、今頃になってそれがもやもやしているw