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夢かうつつか。

昼寝でうとうとしていると、異様な夢を見ることが多々ある。

金縛りになって腕を引っ張られてみたり、
起きたつもりで立ち上がってそのままドアをすり抜けてみたり。

今日はホットカーペットの上でごろんとなって、うたた寝をしていたのだが
首の辺りの重圧で目が覚める。
覚醒しきれない頭で、この首の重さはなんだろ…?と考えていたら、
重みの元が首をなでるようにするりと移動した。

あ、なんだ猫のしっぽだ。
しっぽがのどに乗ってて重かったのか、納得したのだが
いやまて…うちに猫はいない。
おかしいな…と思ったら、横になって寝ていた私の背中側から何かが起きあがって
隣の部屋に移動する音がした。

音の大きさから察するに猫ではない。それより大きい。大人のサイズ、しかも私よりも大柄。
これはちょっとヤバイかと、寝たままで手に届く位置に武器になる物はないかと探ったところ、
絵を描くときに使うペンがあった。
武器としては心許ないが、先がとがっているので刺されれば多少は痛いかも。
それを握って起きあがり、隣の部屋を見たが…見えない。
何かがいることは分かるのだが、目がうまくあかず、はっきり見えないのだ。

ここで唐突に理解する。
ああ、まだ私は目が覚めていない。寝ているんだと。
ちゃんと起きなおして見ないことには、何も見えない。
仕方がないので相手に気づかれぬよう、もう一度横になる。
すると隣の部屋から何かが移動してきて…猫の足音をたててやってきたなにかは、
ペンを握ったままの私の右手をそれを離すのを促すように噛む。甘噛みで痛くはない。

ああ早く目覚めなければ、と焦るがなかなか思うようにならない。
手を噛む猫もどきを無視すること数分。
しばらくして、今度は本当に自分の目が開いた。

隣の部屋を見る。何もいない。
右手をみる。ペンは握られていないし、噛み跡もない。

そんなかんじの日曜の午後。


by kototubo | 2004-04-26 01:10 | 夢記録。