なにからなにまでてけとーです。


by 言壺

「削除要請される」ということが起こらないように

ある企業のロゴが必要だと同僚に相談を受けた。超有名企業だと、利用規約とともにデータがDLできるようになっていることがあるので、存在するかサイトで探す。自分の部署だとそうして利用規約を読んで使用できるか調べる(いや、ほんとは支給されるのがいいんだけどね)。
しかし今回は見つからなかったので、この企業は使っちゃいけないらしいね、となったんだけど、デザイン・Webチームで仕事したことがあるかも? と、一応と聞いてみたら、「あ、それなら作れるよ!」とのお返事。
うん、まって、そうじゃない。Illustratorの技術の話をしてるんじゃないんだ。


だいぶまえだけど、デザイナーから支給された某目録の表紙用の画像が72dpiの荒画だったことがある。
高画質画像に差し替え忘れたのかな? と(作業中は操作が軽くなるよう、軽い(=荒い)画像で製作することがある)デザイナーにデータの状態を知らせたら、
「それ以外の画像はない。だってそれネットから拾ったやつだし」
とのお返事でひえええええぇぇ……ってなったけど、お客さんである編集が「いい」というのでそのまま印刷した。……もう時効かな、どうかな。


と、こんなふうに印刷や出版・書籍に関わる人々でも著作権に対しての認識は非常に緩い。知っている人から見たら「はああ???」なことも、平気でやっちゃうことがある。
この辺の知識の習得って世の会社ではいつやるんだろ……上司のリテラシー次第? 個人の情報拾得次第?? 大企業ではセミナーとかやるのかな。少なくとも私が勤めた中小企業で著作権のことを勉強したことがない。



で、『アサヒカメラ』の2017年2月号。
これに「写真を無断使用する“泥棒”を追い込むための損害賠償&削除要請マニュアル」という記事が掲載された。少し前に話題になった、「まとめサイト等に写真を盗用された、さてその時どうしたらよいか?」の具体的な方法についての記事だ。

内容は画像(作品)を「作る」側からの情報だが……これは、画像を「使う」側の人間も読むべきじゃないかなあと思った。仕事で画像を扱うことのあるデザイナーやDTP従事者・web製作者たちは。


記事では盗用者に悪意や疚しさのあるものとして書かれているけど、「自分が撮った」とか嘘をつくつもりなんか全くなく、本当に悪気無くネット上で拾えた画像は使っていいと思っている人がいるからね? 信じられないだろうけど。あるいはちょっとだけなら使っていい、とか。「ちょっと」ってなんだよ、って話ですけども。
コピーできないように処理していても、スクリーンショットなど撮って「取れた、わーい!」って使っちゃっうから。「なぜコピーできないのか」という考えには至らないからさ。

そうした人たちは、画像の所有者がどんな気持ち・考えでいるか知るべきだと思うし、もしそれを犯してしまったときにどうなるか知るべきだよなあと、この記事を読んで思ったんでした。

自分もきちんとした知識があるわけではなく、常識である部分が欠けているかもしれない。
しかしもし周囲で間違いが通りそうなときにキチンと説明できるだけの情報を持ってないといけないな、と思います。


編集長のインタビュー
 →「本当に腹が立った」まとめサイトを“劇薬”をもって制す、『アサヒカメラ』編集長の怒りと悲しみ(BuzzFeeD)

3月号に再掲載されたとのこと。
 →写真専門誌「アサヒカメラ」 前号売り切れ続出の反響受け「損害賠償&削除要請マニュアル」特集、3月号にも再掲載(ITmedia)
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by kototubo | 2017-02-28 23:45 | にっき。 | Comments(0)