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はしご

平日に休みが取れたので、美術館はしごしてきたっ
うぎゃーーぜいたくうぅぅぅーーーーー

金刀比羅宮 書院の美 −応挙・若冲・岸岱−
(東京藝術大学大学美術館:9/9まで)
もっと混んでいるかと思ってたけど、意外とゆったり見ることができた。平日だから…?しかしおばさま系が多し。いちいち「すてきねー」って声出さなくていいから。
さて。作品はふすまを部屋の形にしての展示。実際にどう見えるかが感じ取れてよかです。岸岱の"柳の間"が本当にすばらしい…!白鷺が美しくてうつくしくて…ほんと持って帰りたい。特に右手の柳とその間にいる白鷺が、もう。てか、これと春の間ともうひとつとをたった2ヶ月で仕上げるって、一体どんなアドレナリンを出せば描けるんだ。
あと若冲の「花丸図」が"うわあ"、だったんだけど、邨田丹稜の「富士巻狩図」。鹿、馬の描写がとても好みだったんでした。
いくつか実物ではなくて印刷されたものの展示をしていた。シミや汚れまでくっきり再現。よーくみないと気がつかない自分の目は節穴。


AYAKASHI 江戸の怪し−浮世絵の妖怪・幽霊・妖術使たち−
(太田記念美術館:8/26まで)
妖怪系の浮世絵をまとめた展示。
新たな好み発見→月岡芳年の作品が美麗。無惨絵で有名だけど、人の立ち姿といい色遣いといい、とても好み。ちなみに展示されていたのは「月百姿」。無惨絵は展示されていません。

クイズで妖怪ハガキをプレゼント!ってやってんたんだけど、対象が中学生以下だった…大人用は?? ヤツラより高い入場料払ってるのにぃー。ぶうぶう。
あと太田記念美術館て入り口で靴脱いでスリッパ履くのね…靴脱ぐのはいいんだけど、それなら裸足で歩きたかったなあ(^_^;)


ルドンの黒
(Bunkamuraザ・ミュージアム:8/26まで)
おもしろかったけど、これはルドンがよかったんじゃなくて展示のしかたがよかったんじゃないかな。なんというか、私的には「欲しい絵」てのが一枚もなかったのだ。特にすごい絵でもないんだけど、おもわずチラシと手にとってしまった、そして実際に足を運んでしまった。それからでも展示の説明文と見せ方の順番のせいか、最後までなんだか「おもしろかった」。
夕刻に行ったのだけど案外空いてた。そして誰もが静かに見ていたので、十分に絵の世界に入って行けた。そういう空間を楽しむ場所でした。手荷物を預けるロッカーも使えたし、いい美術館だー。どこの美術館でもこうだといいのになあ。
by kototubo | 2007-08-25 01:43 | にっき。