「MM9」 試写会に行ってきた!
2010年 07月 05日
「MM9」(原作:山本弘)がドラマ化、それの脚本が伊藤和典氏だというので楽しみにしていたんだけど、なんと放送が毎日放送とBS-TBS…。あとiPadでの配信。ど、どれも見られないじゃん……!! うぎゃー!
ちょっと腐ってたら「ブロガー試写会」なるものが開催されるというのを公式サイトで見つけた。第一話を上映するという。6月30日(水)・平日の18:30からという微妙な日程だし、申し込みにはブログURLと本名がセットで必要。なかなか敷居が高いのだが(私は「ネットは匿名」派)、だけどこれを逃すとまじでメディア化待ちになっちゃう。まあそれでもいいんだけどさー……でもなんか悔しいじゃん。せめて第一話だけでも誰よりも早く…! ということで申し込み→当選→行ってきたー!
ちなみに会社は午後半休とった。いや、たぶん、定時で上がっても超ギリギリになりそうだったから…さ……。
んで、「ブロガー試写会」なので、紹介記事をうpらないといけないんですよ。宿題。そのための素材もおみやげにいただいたし。
樋口真嗣氏が総監督ということで、参加者は質疑応答での内容から察するに特撮等に詳しい方が多かったように思う。
そもそも申込み時のアンケートで、申込み動機の四択が「映画監督がTVドラマを撮るから」「特撮に興味があるから」「iPadの配信に興味があるから」とあと一個なんだっけ、そんな感じで文言はうろ覚えなんですが、自分に当てはまらないものばかりで、ちょっち困った。いや、その「四択に当てはまるブロガーさん」を呼びたかったんだよね、なんかすまぬ。周りの方々はメモをとってたりと熱心で、とにかく第一話だけ見たい理由で参加した身としてはちょっと申し訳なく。いやまあいいか。
ということで、特撮を知らない言壺さんの感想でぃす。
TVドラマ「MM9−MONSTER MAGNITUDE−」概要
◯守ります。人と自然とこの地球◯
もし特異生物“M”(モンスター)が現れて大災害を起こしたら? 気象庁は国民の平和な暮らしを守るため、【気特対】を設置。“MM(モンスター・マグニチュード)”という数値でM災害の予報を出す。台風や地震と同じように……。
「MM9」は、その【気特対】で働く国家公務員たちの、ちょっとおかしな仕事ぶりを描いたテレビドラマだ。アニメ「機動警察パトレイバー」の伊藤和典がシリーズ構成と脚本を担当。平成『ガメラ』三部作、『ローレライ』の樋口真嗣が総監督としてテレビドラマに初挑戦。普通の公務員がM災害や怪事件に立ち向うとき、笑いと興奮と感動とが同時に生まれる。
「MM9」とは、そんな奥の深い新鮮な職業ドラマなのだ!
<放送情報>
MBS他にて7/7より放送スタート!!!!
MBS 7/7(水)深夜25:30放送開始。
BS-TBS 7/10(土)深夜27:00放送開始。
CBC 7/16(金)深夜26:30放送開始。
TOKYO MX 7/10(土) 26:30〜(予定)
箇条書きでいくよー!
・第1話を見た限りでは「怪獣」「特撮」という感じではなく、「SF」「働く人」という印象。
ちなみにヒメは出てこないそーです。そりゃそうだな。
Mはどのぐらい出るんだろう? 樋口監督曰く「Mは……皆さんの心の中に」。
下画像は2話以降のものと思われ。
・エンディングは切り絵で原作の怪獣が全てかな?、登場。
切り絵の作成は初代ウルトラマンのOPのを作られた方と同じ方だそう。
・朏は原作に無いキャラクター。なんかいいやつです。
ところで苗字の朏、「みかづき」でちゃんと変換されるって知ってた? 「月が出る」で朏。かあっこええー。
・灰田は原作を読んだイメージはもう少しガタイのいいのを想像していたんだけど、TVドラマ版では柔らかい感じだだった。
・原作でのヒロイン・さくらは2話以降の登場。1話ではラストでちょっと出ただけー。
・登場人物の会話が小気味良い。
監督の手腕もあるだろうけど、こういう間が自然だから好きなんだよなー伊藤さん。あと話がまるっと納まっちゃうところ。
・ギャグっぽい表現は必要なのかな。いや最初、刑事が刑事だと気がつかなかったんだよ、あまりにもベタすぎて。笑うところ…なんだよね…? 無くても魅力的だと思うんだけど、あるいはもっとやっちゃってほしいというか。
・1話のMの痕跡は手作りでCGではない。でかい! すごい!
これが気特対や人物の部屋(日常)の描写から、切り替わって表示される。その時の視界の広がり感がいい。
・気象庁のお話だけど、気象庁の協力は得られなかったそう。気象庁は正確でなくてはいけないお仕事なので、不確かなものが出てくる作品には協力できないのだそうだ。なるほど。
・監督はまずは樋口監督ではなく、別の方々が。第一・二話は古厩智之監督。
樋口監督曰く「5億円以下で作品を撮ったことがない。なので、一話から自分が撮ると大変なことになる」と。
樋口さんの監督作品は終盤になる。ちなみに試写会時ではまだ完成していないとのことでした。
・音楽は斉藤恒芳さん。わーい「電脳コイル」の人だーと思ってたんだけど、1話で流れた曲だけでもえらいよかった…! トリハダ立ちました。
音楽って「曲は良い、でも良すぎて浮いちゃう」(サントラだけ聴いてるといいんだけど)のと「曲がBGMに徹しすぎて印象に残らない」(これはこれで優秀だと思うけど)のと「曲が場面を引き立てる」のとあると思う。「MM9」のは間違いなく3番目。ツボ。
ちなみに「電脳コイル」だと「勇気」「光り射す道」「漂流」あたりが好き。
・サブタイトルが無い。
樋口監督曰く「つけ忘れた」。えっ? Twitterで募集しようかなーとか言うておられました。んで、「『バカとテストと召還獣』みたいのがいい」とか。えっ?
じゃあ第一話は『Mと若さと気特対』。…ふつうかな。
じゃあ『穴掘りと鼻血と「若さってこういうことでしょう」』。…意味不明的に。
じゃあ『カメとユンボとお天気男爵』。…もっと意味不明的に。
・iPad専用アプリは放送日に配信、放送時間に合わせて視聴可能に。1週間視聴できて、その後はロックがかかる。
1話1アプリなので、第2話はまた新たにDLする必要がある。アイコンのデザインは樋口監督。
・Twitterで(@mm9_pr)
「iPad専用アプリにて(MBS)オンエア連動配信も決行」
ってなってるんだけど、
「iPhoneからも視聴可能です!」
とうことなので、「iPad専用」じゃないの? Touchでも視聴できるのけ? …でもiPadの画面でも小さいと思ってんのに、Touchの画面でみるとか…つまらんな…。
→*追記:Touchではやはりダメでした……くそうーーー。
Appの公開も遅れたようですね。
とりあえず、DLはした。いいんだよ、記念なんだよ。
・樋口真嗣さんがスペシャルゲストとしていろいろお話&質疑応答に対応。
私自身があまりイベント等参加しないもので、中の方々がどういう人物なのか知らないのだが、樋口さん…お話、おもしろすぎだ! すべての質問に丁寧に答えてくださるし、なにか都合の悪い(?)ことを言うときにTVモニタの影に隠れるようにして言うのが……w 隠れきれてないけど。なんか、いいひとだ!
「『渡る世間は鬼ばかり』のように、長く愛される作品にしたい」とのこと。
試写会では笑いがおきてたけど、私は「いい!」と思ったです。そういう気持ちで作っている、ってことですよね、素敵なことだと思うんだよ。
以上、あまり参考にならない気がするレポでした!
<番組概要>※オフィシャルサイトの番宣映像、MacOSX10.5@Safari5/FF/Chromeではプラグインが見つからないとでるが、Windows Media Playerでの再生は可能。
タ イ ト ル:「MM9(エム・エム・ナイン)◯MONSTER MAGNITUDE◯」
出演者:石橋杏奈/尾野真千子
高橋一生 中村靖日 松尾諭 皆川猿時 加藤貴子 松重豊
原作:山本 弘「MM9(エムエムナイン)」(東京創元社刊)
脚本:伊藤和典
総監督:樋口真嗣
監督:古厩智之 及川中 登坂琢磨 田口清隆
製作 :MM9製作委員会/毎日放送
制作 :ゼネラル・エンタテイメント
(C) 表 記 :2010「MM9」製作委員会
<MM9オフィシャルサイト>
http://mmmmmmmmm.jp/
・ところで「M」って書くと、先に「M(愛称:ムッキー)」を思い浮かべちゃうよ!
…今の部屋には出ませんw