「スター・トレック イントゥ・ダークネス」見た。
2013年 09月 01日
同監督作品であるJ・J・エイブラムスの前作は「なんかおしゃれな感じになっちゃったな〜」という印象だったので、あまり期待もせずに行った。
ところが見たら、まず冒頭の未開の惑星での冒険活劇調!
完全に最初のシリーズの『宇宙大作戦』だよこれ。あほすぎる。
だがアツイ! やったー! おもしろーい!
そしてエンタープライズ号が最初に現れるシーンがまたいい。「ただの宇宙船じゃないぞ、こんなにかっこよくて美しいんだ!」というカメラアングルがたまらん。
そんな感じで、終始にやにやせざるをえなかった。
しかし、シリーズにそう詳しくない私からすると「あれ今のなんだっけ?」と疑問に思うシーンが多々。中途半端に知っているからモヤモヤするのか、何も知らずに見ればそれはそれでおkなのか。
あと、ポスターにあった「人類最大の弱点は、愛だ。」は違和感あるよなあ。
「愛」っていったらそーなのかなーとも思うけど、いやたぶん、宣伝で使われてた「愛」は別のところを指してるんだと思うけど。「一般受け」を狙いたいのだろうが、逆効果じゃないかな? “友情”とか広義での“家族”を前面出して宣伝したらよかったのに。
以下ネタバレ含む。
カークとスポック、マッコイ・スコットとの掛け合いがもう、いろんな意味でべたべたすぎるぐらい。あれ? これが愛?(違う)
主人公がむちゃしすぎだよね。指揮するんじゃなくて、自ら乗りこんじゃう。昔TVシリーズを見たときは何とも思わなかったけど、今見るとトップと幹部クラスが命を危険にさらしすぎ。下に任せることはしない。それがカークだとは思うけど。
パイク提督とのエピソードがよかった。短い時間で、反発や繋がりと感じさせるし、和解した、と思ったら別離だし。
コアの修理のシーンは、あれは苦笑……最後は力任せ! あんな修理しにくい形に設計するのはおかしくない? ここは『ギャラクシー・クエスト』の「これを書いた脚本家は殺してやる!」を思いだしたw
おまけに主人公はミラクル血清で生き返っちゃうし。ほかに宇宙空間に投げ出されて死亡したクルーもいるのにねぇ。
で、「ダークヒーロー」がどうとか宣伝文句で見ていたけど、でもエンタープライズ号のクルーのがんばりが見られれば、そっちはどうでもいいぐらいの感じだったのだが……彼がまさか……カーンだとは! あんたか! いやあなた様か! おおおーっ! いいぞー!
旧版の映画版にも出てるし、ファン的には愛されキャラなんだろうか。
それにしても超美形だし、凄まじい身体能力だし、かっこよすぎじゃないの? と思ってたら、握りつぶし時の悪い顔。……いやあ、こわい。そういえばそういう自分の身内以外には残忍なキャラクターだったよな。
ちなみに私は「スター・トレック」は好きだけど、最初のTVシリーズをビデオレンタルして1回と、映画版1〜6のみ試聴で詳しくない。あとTVシリーズの小説版を読んだ。実家にあるはずだから、カーンの話の巻だけもってきて、読もうかなあーっ。
ところでキャスト、スポックもマッコイもスールーもみんな旧作の方々に似ている・あるいは似せてる? のに、カークだけ似てなくない?