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自分の知っている常識の数以上の常識が、すぐ隣の世界に存在する。

職場で、「会社のFaceBookを、社員で当番を決めて更新しましょう!」なことになった。
えーと。すっごいイヤ。
なんだろうな、ネット上ってわたしにとっては遊び場とか趣味の場だったりと仕事から離れていたい場所なので、仕事関連の人と関わりたくないんだよな。

……なんてことを個人で言っても決定事項が覆るわけもなく参加せざるをえないのだが、その前に「こんな感じですすめますよ」な説明会がWebチーム主催で行われて、「個人情報の掲載はダメ」とか「誹謗中傷はダメ」とか当然基本的なことの他、いくつかルールが示された。
あまり厳しい内容ではなかったが、だけども当たり障りのないことを書かねばならぬというよそよそしさも感じて、居心地がよくないよーな、そんな感じで。社員の中にも温度差があるし。
ちなみに半分ぐらいの人がブログもFaceBookもアカウントを持っていないような職場です。

さて、じゃあ実際にやってみてどうかというと、これが意外にもみんなちゃんと書くんだなあ。写真も文章も、みんな上手い。「書けない」って言っていた人もけっこう読ませる文章書くのでびっくり。
それと「普段、あまり話さない人のことを知ることができる」とか「仲良い人との間にも話題が増える」とか、あと操作方法を教えるためにやはりあまり話さない人たちとやりとりする機会増えたりとか、いい面もあった。なるほど。
うーん、友達申請や「いいね!」は強要されていないから、この程度なら我慢できる範囲かも……


と、納得しようと思っていたら、一人熱心にいいね&コメントをするひとが現れた。そのコメント内容がちょっとズレててだな、あっと言う間に雰囲気が悪くなっちゃったよ。

全く話をしたことが無い方なので、普段からそういう話し方をするのか、それともテキスト化したことにより、読みようによって不快に見えるだけか、はてどんなもんだろうなどど静観していたのだが、どうもそれ以外でも上からとか横からとかいろいろ意見が出たらしく、交代更新は無くなりそうな雰囲気になってきた。

Webチームのリーダーと廊下ですれちがったときに「あれってどーすんの?」と話を振ってみたら、「それがさあああーー」と恨み辛み的に延々と『いろいろ』なことを説明してくれて、内容を知れば知るほど大変な感じ。

たとえば、家族の画像は上げていいかどうか。同僚のは?  著名人の場合は?
著名人のポスターや人形は?
毎回食べ物のことについて書くのはどうか。
取引先の製品の、ライバル品について言及するのはどうか。
日記なのか、連載記事なのか。

FaceBookとツールを限定して、ルールも決めて、説明会までしたのに、それでもこんな短期間で齟齬が出るもんなんだな。たいして人数の多くない職場なのに、それでもいろいろな「常識」があるもんだなあと考えさせられた。
わたし的には「触らぬ神に祟りなし」で、もう閉鎖しちゃったらいいのにねーって思ってるんだけど。
by kototubo | 2015-07-27 01:35 | にっき。