禁則処理:強のススメ。
2007年 03月 06日
軽く聞いたところでは
・文字の修正を指示したら関係ない箇所の3行が消えている。
・図版のサイズが小さかったので大きくするよう矢印で「ここまで大きく」と指示したら、本当にそこまで大きくしたけどものすっごく変倍。
・4頁の文章なのに5頁で組んでくる。
とか…なんだろう、その人たち、向いてないんじゃ…?
たしかに求人広告見ると「初心者OK!」なDTP会社って多いんだよね。でもそれならそれで教育しようよ!…ん?もしかしてこの場合同僚らが教育係?
んでまあまあできても行頭禁則がダメ。「ー(おんびき)」とか「っ」とか、ぜんぜんおかまいなしだそうだ。…っかね、そんな奴らに組ませるなら私が組みたいって話だよもう。
ただ、世に出ている書籍の殆どが行頭禁則は甘い。DTPのマニュアル本ですら「ー」も「っ」も行頭おkだ。だからそれが出版業界標準なのかもな。完璧な文字組みの本、あんまり見たことないもん…京極組版以外で(苦笑)。
そんなことまで気にする私たちは逆におかしいのかもねーと話していたのだが、MS Wordですら「強」にすれば「ー」も「っ」も禁則処理対象になるのだ。それをDTPオペやデザイナーがはしょるのは…むむ。だけど一般人が気がつかないところに気を遣ってもお金にならないんだもんね。それよりも納期までの時間と校正時間の短縮化が優先?
だけど世のオペレーターさん・デザイナーさんたちよ、一度でいいから禁則処理きつめにやってみませんか?書籍組版だけでなく、パンフレットの数行の文章でもぜったいカッコよいし読みやすくなるから!
とまあ、こんなことを語ってみて、最後には「一度でいいから完璧な組版の書籍原稿、つくりたいよねーっ」という話になるのだが…だれか使ってくれませんか。うざいぐらいに修正するよ(笑)。